どうもなまこです。
実は少しの期間ではありましたが、仕事の関係で韓国に駐在していた時がありました。
今回は韓国駐在の時に驚いた、気づいた韓国のあるあるを書いていきたいと思います^^;
洗濯は部屋干し
韓国の住居に住んで驚いたのはベランダがないことでした。どの家をみてもベランダがない。。。なので洗濯物を外に干せない。。。
韓国に引っ越す前に引っ越し業者さんからガイドブックみたいのをもらいました。その中に韓国は洗濯物は外に干さないので部屋干しできる道具を買い揃えたくださいとのことでした。
理由はPM2.5と黄砂がひどいためです。韓国では天気予報のようにPM2.5の影響がテレビで流れます。なるほど、日本でも黄砂やPM2.5に悩まされますがお隣の韓国はより影響を受けるようですね。
韓国に住んでいると窓ガラスがどんどん黄色くなっていくのがわかります。外を走っている車も黄砂の影響で基本汚れています。掃除したところですぐ汚れるのであまり洗車もしないんだとか。
カカオトークが大人気

日本ではメジャーなメッセージアプリのLINEですが、韓国ではあまり使っている人を見かけません。
え?LINEって韓国が最初じゃないの?と思うかもしれませんが、メッセンジャーアプリはカカオトークが独占しています。
韓国人でLINEを使っている人はたいてい知り合いが日本にいるからとかそういう理由でした。
でもNAVERの公式ショップ行くとブラウンやコニーといったLINEのキャラクターは人気な謎。
北に行けば行くほど緊張感

よくいった出張先が北朝鮮との国境近くの街でした。
高速道路で移動していましたが、北に行けば行くほど兵士を乗せた車が多くなってきます。
国境付近には臨津江(イムジンガン)と呼ばれる川が流れており、国境代わりになっている地域もあります。川沿いには有刺鉄線が敷かれており、一定の間隔で監視カメラと機関銃が設置されています。
朝鮮戦争はあくまで休戦であり、完全に終わったわけではありません。隣国が北朝鮮ということもあり、ミサイル関連のニュースには緊張感があります。
ご存知の方も多いかもしれませんが、韓国は二十歳に近くなると徴兵制で軍隊に入ることになります。
兵役が終わっても軍との関係をおさらばできるわけではありません。定期的に訓練や講習があるらしく、そのために会社を早引きしたり、休みを取ったりして参加しています。驚くことにこう言った制度に対して文句を言っている人はおらず、当然のこととして受け取っています。根底として国の安全が第一という意識があるようです。
街を観光すると戦争があった雰囲気を感じさせないのですが、悲しい歴史の元に成り立っていることも忘れてはなりません。
どこに行ってもクレジットカードが使える
日本でもここ最近クレジットカードや電子マネーを使えるお店が増えてきましたが、韓国の比ではありません。
なんと韓国のキャッシュレスの普及率は95%を超えているのです!
コンビニやスーパーはもちろんのこと。見るからにこじんまりとした個人経営なお店でも使えますし、一番びっくりしたのは屋台でも普通に使えたことです。
日本のように「ここカード使えますか?」のあの1クッションが要りません。
なぜここまで普及しているかというと政府の政策によるためです。韓国政府はクレジットカード決済をした人に所得税を還付する政策をしたり、宝くじの参加権を与えるなどでクレジットカードを普及させてきました。キャッシュレス対策については日本も見習いたいですね。
毎週日曜になると住んでいたアパート(アパートと言っても団地のような集合住宅)の下でよくフリーマーケットをやっていたのですがそこは流石にクレジットカードは使えませんでした。韓国に住んでてクレジットカードがだめだったケースはそれくらいです。
冬は寒いが夏は普通

韓国の冬は寒いです。尋常でなく寒いです。私が韓国に在籍している間で体感した最低気温は-15℃でした。工場の中に-15℃の倉庫があるのですが、外気と変わらないため入っても違和感がありません。
雪は降りますが日本のように積もることはあまりありません。乾燥したサラサラした雪が多いです。その代わり雪の溶けた水で地面がよく凍り、滑ります。雪の降る季節に韓国を訪れる方はスノーブーツを検討してみてください。
一方夏は過ごしやすいかというとそうでもありません。日本のように梅雨はありますし、日本と同じような高温多湿の夏が訪れます。気温も日本の夏とさほど変わりません。
飲食店では出前・持ち帰りできるのがあたり前

コロナが流行った今でこそ出前やテイクアウトは当たり前になりましたが、韓国ではコロナが流行る前から主流です。
出前はペダルといい、アパートにはピザなどのチラシが大量に配られます。
びっくりしたのは基本的にどの飲食店でも持ち帰りできます。チゲ鍋など鍋の店ではどうやって持ち帰るのかというと自分で鍋を持参して持って帰るんだとか。持ち帰りのことをポジャンといいポジャンジュセヨと店頭で言えば確実にテイクアウトできます。
聞くところによると韓国の人は一人で食事しているのを見られるのが嫌なんだとか。なので一人にならないよう外食する時には積極的に声をかけたり誘ったりするそうです。毎回そういうわけにも行かないので本当に一人になりたい時はポジャンして家で食べるという文化が主流になったのではないかと私は推測しています。
キムチ食べ放題

韓国と言えばキムチ!韓国ではキムチが飲食店なら食べ放題です。キムチに限らず飲食店に入ると何も注文していなくてもキムチのアソートのようなものを出されます。何これお通し?と思いましたが、無料でおかわりできます。
空になったり量が少なくなると勝手に店員さんが新しいのを持ってきます。残したらもったいないの精神で全部食べ切ろうとすると店員さんは次々と持ってきます。断っても持ってきます。キムチエンドレスです。
なので帰りたい時はキムチの小鉢を平らげないように注意です。
バラエティ番組が面白い

韓国語を聞き取れるまでには至りませんでしたが、韓国のバラエティは雰囲気が面白い印象でした。
なんというかテロップの使い方が面白いんですよね。中でも一番印象に残っているのが”冷蔵庫をよろしく”という番組でした。
芸能人をゲストに呼び、ゲストが所有する冷蔵庫毎登場します。冷蔵庫にある食材を題材にコックを二人選び、どちらが美味しい料理を作れるかを競う料理の鉄人のような番組です。
ゲストの冷蔵庫の中にある食材で料理をするのですが、実際に使っている冷蔵庫なので賞味期限が切れて腐った食材が出てきたりするハプニングがあったりします。
面白かった番組だけあって日本でも観ることができます。AbemaやU-NEXTなどで視聴が可能です。
他にも色々面白い番組がありました。なぜかわかりませんが素人が仮面を被ってカラオケをする番組が以上に多かった気がします。
韓国というとドラマが強い印象ですが、バラエティ番組もなかなか面白いものがあって魅力です。
スクリーン野球が面白い!!

WBCでの日本との激戦でわかりますが、韓国は野球の強豪国であり、国民的スポーツです。シーズンになると日本のように毎晩プロ野球中継が流れ始め、スポーツ番組でも野球の情報は必ず流れます。
娯楽も然りで日本ではあまりみられない韓国の娯楽スポットがスクリーン野球です。私が駐在していた街は韓国の中でもあまり都会な部類ではなかったのですがスクリーン野球はありました。韓国各地のどこの娯楽街にもどこかしら1件はあるメジャーな娯楽施設です。
目の前にスクリーンがあり、スクリーンの穴からボールが出てきて、その球を打つゲームになります。バッティングセンターの感覚に非常に近いです。バッティングセンターと違う点はスクリーン野球は勝負ができるところです。
複数人で行って2チームに分かれ、自分の打順になったら打つというルールです。スクリーンなので実際に走塁しませんが、バッティングした時の球の軌道によって1ベースや2ベースヒットという判定があります。打席の少し前の両端にセンサーがついており、そこで軌道を読み取っているようです。
気持ちいい当たりがあるとヒットになりやすいですが必ずしもそうではなく、セーフがアウトかは結構ランダムです。。。また、実際の野球と同じようにクリーンナップの打順になると同じような当たりでもヒットになる確率が上がったりします。逆に下位打線になるとアウトになりやすいです。
スクリーン野球場ではスナックやビールなどのお酒が販売されており、飲食しながらプレイできます。真剣勝負をしに行くというよりかは飲み会や食事の後の遊びで行く感覚ですね。
余談ではありますが、韓国のスクリーン野球以外の娯楽としてはビリヤード場も多かった気がします。ビリヤードもよくTVで中継されていました。
激辛と激甘

韓国の料理というと激辛な料理のイメージがありますが、その反動か激甘なものも多いです。
特に注意したいのはコーヒーです。韓国でコーヒーを頼むとデフォルトでミルクとコーヒーがめちゃくちゃ入って甘いです。私も甘党で日本でコーヒーを飲む際は砂糖とミルクをお願いしますが、そんな私でも韓国のコーヒーは最初飲んだ時にびっくりして少し吹き出しました。
ブラック党の方はコーヒーを頼む時に一つ呪文のようなものがあってアメリカーノと言うと日本で言うブラックのコーヒーが出てきます。ブラックコーヒーを飲みたい時に試してみてください。
ザ・韓国のコーヒーを体験してみたい方はお土産でも人気なmaximのコーヒーがおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。韓国は隣国ではありますが文化が異なっており、駐在中は色々な発見があり、楽しかったです。
あるある10選と書きましたが、思いついたらキリがなく、書き切れませんでした。また機会があれば書き綴っていこうかと思っています。
それでは。